南アフリカW杯アジア最終予選 対オーストラリア戦の考察(アウェー)2009-06-18 Thu 02:34
予選最終戦となったアウェーの豪州戦は1−2で逆転負け。非常に残念です。しかし結果は結果なので現時点では相手の方が力が上だったと認めるしかありません。
またしてもケーヒルにやられたということでドイツW杯の時のカイザースラウテルンの悲劇を引き合いに出す人もいそうですが得点パターン的には2007アジア杯決勝トーナメント一回戦の時の失点が近いですね。あの時もコーナーキックがファーサイドに流れたところを押し込まれて失点しました。今日の決勝点もまったく同じ流れです。 同じ失点パターンを繰り返しているということはもう日本の弱点といっていいでしょう。試合内容自体は五分でした。W杯本大会でもおそらく今日の試合と似たような展開が予想されるでしょう。そういう時に1点をとってきっちり締められるか。それとも逆転されてしまうか。そこが目標であるベスト4に届くかどうかという境目になります。 またドイツの時と似た例もあります。それは先制したあと追加点がとれなかったこと。これは以前と同じ課題です。といってもドイツの時は決定的なチャンスがたくさんあったにも関わらずとれなかった。対して今日の試合は決定的なチャンスがほとんどなかった。そういう意味で点差こそ今日の方が少ないと言えど、勝ちに近かったのはドイツの方だったと言えます。前も書いたと思いますが残念ながら日本はドイツの時より明らかに弱くなっています。 今のままではベスト4などほぼ100%無理です。1勝できるかどうかすら怪しい。日本はホーム以外のW杯では一度も勝てていないということはメディアでもよく言われていることです。 しかしよく考えてみましょう。本大会での1勝はとてつもない重みを持ちます。仮に1勝できたらどうなるか。1勝以上の考えうる成績と予選突破確率を以下に並べてみます 1勝2敗…ほぼ× 1勝1敗1分…△ 1勝2分…ほぼ○ 2勝1敗…ほぼ○ 2勝1分…○ 3勝…○ ここから見えてくること。それは「たった1勝さえできればそれだけで予選通過率は飛躍的にあがる」ということ。そして「1勝ができてなおかつ負けないチームを作ればそれだけでほぼベスト16には入れる」ということです。 ドイツW杯は1分2敗で惨敗だと酷評されました。しかしこれも考えてみてください。初戦の豪州戦の悪夢の6分が無かったら。仮にもう6分だけ守りきって1−0で勝ってたらどうなるか。実は日本はあのグループで二位に入れていたんですね。 つまり帰納法的に考えていくと、ベスト4に入るためには予選を通過しなければならない。予選を通過するためには1勝しなければならない。そして1勝するためには今日のような試合で確実に勝たなければならない、ということになります。 そのための課題も見えました。追加点をとるために攻撃の精度をあげる、セットプレーの守備を見直すと言ったように今日負けたことではっきりと何をすればいいかがわかりました。 それと日本代表が負けたのは半年ぶりなんですね。半年間負け知らずで難なく予選も突破してきました。そんなチームを一旦引き締めるという意味でも本大会出場が決まった直後にカタールに引き分け豪州に負けたというのは効果があったかもしれません。 負けたことがいつか大きな財産になる(by安西監督)。今日勝てなくてもいいんです。本大会で勝てばいいんです。今日の負けを本大会の勝ちに結びつけること。俺はそれだけを望みます。 |
南アフリカW杯アジア最終予選 対カタール戦の考察(ホーム)2009-06-11 Thu 23:08
ホームのカタール戦は1−1のドロー。決して手を抜いていたわけではないでしょうが連戦の疲労と本大会出場を決めたという安堵感がわずかな気の緩みとなって出てしまった試合だと感じました。
具体的な苦戦の要因はやはりダブルボランチの欠場でしょう。いい時の日本は俊輔、遠藤、長谷部の三人が攻撃を組み立てています。しかしこの試合は遠藤と長谷部が不在。阿部と橋本もいい選手ではありますがこの二人ではゲームを作ることはできません。 後半になり松井が入ってからは俊輔、松井、中村憲の三人でゲームを作れるようになったのでリズムが戻りましたがこの試合は最初から松井を出して中村憲と阿部のダブルボランチでいった方がよかったですね。俺はボランチがいいチームに弱いチームはないということを持論として持っているんですがそのボランチからゲームを組み立てられないから苦戦してしまった。 もちろんこのような戦術面の問題だけではなく選手個々の実力もまだまだだと思います。疲れやモチベーションのせいもあるでしょうがパスの精度、トラップの精度がまだまだ悪い。 例えばパスが50センチずれたとしましょう。すると足元で止められたはずのボールを足を伸ばして無理な体勢でトラップしなければならない。するとまたトラップも50センチずれてしまうかもしれない。そしてこの合わせて1メートルのずれは相手が1メートル分早く寄せてくることに等しくなります。 相手のプレスを掻い潜ってパスを繋いでいくサッカーをする日本にとってこの1メートルのロスは致命傷です。フィジカルが弱いのでまともにプレスをかけられるとボールを奪われてしまう。ウズベク戦もカタール戦も苦戦した根源的な要因はこの点(個々人の精度の悪さ)だと思っています。カタールのメツ監督も「日本はプレスをかけられた時に自分たちのサッカーができなくなる」というようなことを言っていましたがそれはまさにこの点を指摘しているのでしょう。 もう一つ例を挙げてみますか。なぜ中村俊輔は世界で活躍できたか。FKの上手さや華麗なフェイントが目につきますがそれは第一の要因ではありません。「止めて蹴る」という基本的な技術が日本で最も優れていたから活躍できているのです。 俊輔に限らず世界のトッププレイヤーは皆例外なく基本的な技術をしっかりと持っています。当たり前のことを当たり前にするのがどれだけ難しいことか。当たり前のことをどれだけ完璧に極められるか。それがトッププレイヤーと普通のプレイヤーを分ける差かもしれません。 俺は前回の日記で「ベスト4に入るためには個々人がレベルアップしなければならない」ということを書いたと思います。それは物凄いシュートやフェイントが出来るようになれということではないのです。「止めて蹴る」という基礎的な技術をしっかりと磨く。 全員が50センチのズレを20センチ、10センチと小さくしていけばそれだけで世界のトップに近づけるんです。俊輔や遠藤のレベルが日本の標準となる時…その時こそ日本が本当に世界トップレベルの仲間入りを果たす時かもしれません(まあそれが何より難しいのかもしれませんけどもw)。 次はいよいよ予選最後の豪州戦。まあ消化試合と言ってしまえばそれまでです。昨日のカタール戦もそうですが別にカタールやオーストラリアに勝ったからといって来年のW杯で勝てるわけでもありませんし、負けたとしても来年負けるわけではありません。 ただしいい試合をして勝つことで1%でも0,1%でも本大会で勝つ確率があがるかもしれない。強化というのはそういうものです。だから来年のW杯で勝つ確率をあげるという意味でも最後の豪州戦はきっちり勝ってA組首位通過してほしいですね。 |
南アフリカW杯アジア最終予選 対ウズベキスタン戦の考察(アウェー)2009-06-08 Mon 01:53
アウェーのウズベク戦で見事1−0で勝利し世界最速W杯出場決定!まさに典型的なアウェーという感じで苦しい戦いを強いられましたがよく持ちこたえてくれました。 苦戦の原因は長い芝とレフェリーでしたね。芝が長いせいで玉足が遅くなる。玉足が遅くなるとパススピードが落ち日本の得意とするパスサッカーができなくなる。そして一本一本のパススピードが落ちるということは相手の寄せが早くなるに等しく、相手の厳しいあたりにも審判はファウルをとってくれない…(逆に日本のあたりにはすぐにファウルがとんでくる)。 このような負のスパイラルが積み重なった結果、相手に主導権を握られてしまったのだと思います。前半開始直後に素晴らしい形から先制したところまではよかった。 その後ヤットがポストに当てたFKが入ってれば同じアウェー戦でも対バーレーンや対カタールのようなもう少し楽な試合になったと思うのですが。ドイツW杯でのカイザースラウテルンの悲劇と似たような試合展開だったので冷や冷やしましたよ。 しかしまあこれも経験です。あの状況できっちり守りきったというのは大きい。W杯本番でも似たような状況は起こりうるでしょう。ピッチの状態は日本より悪いはず。レフェリングは公平だとしても相手のレベルはウズベクより上。 例えばW杯本番で強豪相手に早い時間帯で先制したらどうでしょう。今回と同じような試合展開になると思いませんか。そういう状況が大いにありうる中で今回守りきったというのは本当にW杯本番を見据えたいい経験になったはずです。 W杯まで残り一年。本気で四強を狙いにいくには短すぎる一年。選手の質はドイツW杯の時の方が上だった。中田ヒデ、小野、稲本、高原のようなスタープレイヤーは今やほとんどいない(中村俊輔一人だけと言っても過言ではない)。しかしそんな日本サッカー史上歴代最高クラスの選手たちを揃えたドイツW杯でさえ一勝もできなかった。四強とはいかに困難な目標なのでしょう。 選手の質で劣るならチームプレーを成熟させなければならない。これは絶対条件であるし組織力を鍛えるだけでもベスト16くらいまでは手が届くでしょう。しかしその上を目指すのであればそれだけでは厳しい。4強に入るには組織力がある上に個の力も充実しているスペインのようなチームも倒さなければならない。 従って個の力を向上させるのも同時に必要であるとも思います。俊輔と大久保がJに復帰すると噂されている今、海外組はスタメンでは長谷部一人だけという状況になりそう。海外組の数は個の力を示す目安になると俺は思ってるんですがスタメンの六人が海外組だったドイツW杯時と比較して今の状況は寂しすぎる。 俊輔にしてもJ復帰が吉と出るか凶と出るかはわからない。個人的には別に反対ではありませんが例えば高原は海外からJに復帰してからたった一年で日本代表のエースから浦和レッズの控え選手になってしまった。同じような道を辿らないことを祈るばかりです。 また今の主軸となる選手や若い選手はどんどん海外に出ていってほしい。例えば今の代表では中村憲、田中達、香川、長友、内田あたりは一度海外行っていいと思う。また今は代表に呼ばれてない選手でも柏木や梅崎もどんどん海外にチャレンジして行って欲しい。 そして実際にチャレンジした本田圭、水野、森本、伊藤翔あたりの若い選手がどんどん力をつけて南アフリカに間に合ってくれれば言うことないのですが…。今のままの代表では予選リーグ突破が御の字だということを全選手が心に留め、更なるレベルアップを図って本気でベスト4狙って欲しいですね。 |
野球日本代表の歴史2009-05-06 Wed 06:49
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日本スポーツ界の栄光2009-05-06 Wed 06:27
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